鳳凰三山

 

 

 

 

 

 

2013年9月12日 中道・ドンドコ沢コース周回(単独・小屋泊)

 

 

 

 

 

 

なんやかんやで、

山に行けない(行かない?)日々が続いて、一か月以上になってしまった。

体が鈍ってしまった実感十分!

ではあるが、富士山を見てみたい気分も十分!

それならばと、ちょっと気軽な鳳凰山へでも・・・。

コースタイムも最短な中道コースに挑戦することにしたのだが・・・。

 

 

<登山地図>

 

 

 

 

 

 

<登山案内看板>

 

 

 

[一日目]青木鉱泉〜(中道コース)〜薬師岳小屋

 

<青木鉱泉の駐車場>

 

<駐車場からすぐの渡渉ヶ所>

8:25 青木鉱泉駐車場

前回来た時に、駐車券を買わないで行ってしまい、帰ったら車の窓に駐車料(一日750円)未払いの紙を張られて、嫌な思いをしたので、今回は一番に青木鉱泉まで行って支払ったが、領収の紙を車に置かずに出発してしまった。

 

 

 

 

 

 

<ツリフネソウ>

 

 

 

 

 

<センブリの花?にしては背丈が大きいが>

 

<登山口>

9:15 中道コース登山

まずは、ドンドコ沢の渡渉。

駐車場からキャンプ場を左に見て少しすんだところが渡渉ヶ所、二ヶ所に簡単な橋がわたしてあって右岸に取りつき、道なりに進むと林道に出る、その先は廃屋となった小屋近くの登山道まで林道歩き!標準コースタイムでは40分の距離だが10分も余分にかかってしまった。

廃小屋には「大昭和山林部の看板」、どうやらこのあたりの山林の殆どが同社の持ち物らしい?

 

【沿革】
大正8年 寿製紙株式会社設立
昭和2年3月 昭和製紙株式会社設立。第一工場(後の吉永工場)操業開始
昭和8年 昭和製紙第三工場(現在の富士工場鈴川製造部)操業開始
昭和13年9月23日 昭和製紙、大正工業、岳陽製紙、昭和産業、駿富製紙が合併し、大昭和製紙株式会社設立。資本金550万円
昭和26年 富士工場操業開始
昭和3510月 白老工場操業開始
昭和43年4月1日 傘下の日本製紙(現在の日本製紙とは別、1971321日解散)と共同で、大昭和パルプ株式会社を設立
昭和4310月 大昭和パルプ岩沼工場操業開始
昭和58年4月1日 大昭和パルプ株式会社を吸収合併
平成13年3月30日 日本製紙と事業統合、共同で持株会社の株式会社日本ユニパックホールディング(現在の日本製紙グループ本社)を設立
平成13年4月2日 日本製紙と共同で日本紙共販株式会社を、東北製紙株式会社および日本板紙株式会社と共同で日本板紙共販株式会社を設立
平成13年7月2日 日本紙共販が日本製紙・大昭和製紙両社の洋紙販売部門を統合し、営業開始。また日本板紙共販が大昭和製紙・東北製紙・日本板紙の板紙販売部門を統合し、営業開始
平成14年4月1日 ユニボード事業部を分社化し、大昭和ユニボード株式会社を設立
平成15年4月1日 本社工場吉永事業所における営業(板紙)を新設分割により分割したのち、日本製紙株式会社を存続会社として同社および日本紙共販株式会社と合併。板紙部門(吉永事業所)は日本板紙共販とともに日本大昭和板紙株式会社に吸収

 

快適な林道歩きで油断してしまい、うっかり登山口に気づかず通り過ぎるところだった。

登山口には、薬師岳小屋の案内看板と登山道の標識が設置してあり、小屋の案内には急登の注意と予約宿泊のお願いが、また登山道の標識名は薬師岳へのコースタイム4時間30分と記載、その4の上に6と追記載してあるがマジックインクで書いたもので正式な数字ではないものの、なんとも気になる書き込みだった。

 

 

 

 

 

 

 

<登山道の様子>

 

<林道と合流>

 

 

 

 

<オベリクスが見えた>

 

 

 

 

 

<登山道の様子(この辺は緩やか)>

 

 

 

 

 

 

 

<登山道脇のキノコ(今年はキノコの当たり年?)>

 

 

 

 

 

 

 

<ゴゼンタチバナ群落>

 

<登山道の様子>

 

 

 

 

 

 

<御座石>

14:10 御座石

登山道はいきなりのジグザグ急登で始まっているが登山口から一時間ばかりの林道(廃道)と合流するあたりと、さらに二時間ばかりのところがやや緩やかなだけで、全体的に結構な急登である。特に、登山口から3時間ばかりのところからは、山頂に向かっての直登で完全にバテてしまって休憩の連続になってしまっていた。

御座石と標識にある石は、巨大な横長の石でというよりは岩で、全体が苔生しておりその下には広い空間もある。

青木鉱泉の隣の温泉、御座石温泉の名前の由来はこの巨石からきているだろうが、Webサイトで調べてみたがよくわからなかった。

 

 

 

 

 

 

<薬師岳小屋の看板>

15:55 薬師岳小屋

御座石からも直登の急登が続き、小屋近くの砂払岳が見えてきたときには正直ほっとして力が抜けてしまった。そこから小屋までは薬師岳山頂に行ってしばらく戻らなければならない。かなり億劫である!と見ると小屋方面への踏み跡があり少し進むとなんだかしっかりして登山道、地図に記載はないがなんとなく小屋へのショートカット路のようだ、違っていたら戻ればいいさと賭けのような気分で進んで行ったら小屋の真ん前のエンジン小屋の横に出てめでたしめでたし!

大急ぎで小屋泊の受付を済ませて待望のビール!一口飲んでテーブルに置いたらテーブルの傾きで滑り落ち、殆どが缶から流れ出してしまった!仕方がないので追加の一本、それからは、夕飯まで同年輩の登山者達と山談義をしながら一杯!夕飯を食べながらも一杯!夕飯が澄んでから20時の消灯時間までまた一杯!消灯時には結構酔っぱらってしまっていた。

 

 

 

 

 

 

[2日目]薬師岳小屋〜薬師岳〜観音岳〜地蔵岳〜(ドンドコ沢コース)〜青木鉱泉

 

<日の出5:22(薬師岳にて)>

 

 

 

 

 

 

<ぼんやり富士山(薬師岳にて)>

 

 

 

 

 

 

 

<朝日に染まる薬師岳>

 

<薬師岳山頂(向こうの山は観音岳)>

6:35 薬師岳小屋出発

ここの小屋の朝食時間は、日の出を楽しんでからに設定してあるのでありがたい。朝食を済ませて、漢音だけに向かう。

 

 

 

 

<ホウオウシャジン>

 

<タカネビランジ>

 

 

 

 

 

 

 

<薬師岳の向こうに富士山がボヤ〜っと>

 

<雲がとれて白根三山が見えてきた>

 

 

 

 

 

 

<右が地蔵岳、真ん中が赤抜沢ノ頭、左奥は甲斐駒ケ岳>

7:20 観音岳山頂

これまで時期が違って見られなかったホウオウシャジン、今回は見られた!この鳳凰山の固有種でここだけしか見られないそうである。

 

 

 

 

 

 

 

<奇形樹と地蔵岳>

 

<赤抜沢ノ頭向こうは高嶺

 

 

 

 

 

 

<地蔵岳賽の河原地蔵群と山頂オベリクス>

9:10 地蔵岳賽の河原

観音岳からの大下り、赤抜沢ノ頭への急登に昨日の疲労感が追い付いて、よれよれ状態で賽の河原に到着!石灰岩の白砂が眩い!

10:15 鳳凰小屋

水は十分持っていたが、暖かくなってしまっていたのでここの豊富な水に入れ替え、ついでに缶ジュースを買ってペットボトルに詰め替えた下山開始。

 

 

 

 

 

 

 

<ドンドコ沢コースもキノコがいっぱい>

 

 

 

 

 

 

<迫力満点の南精進の滝>

11:15 五色滝

滝見に行こうと思ったけど、滝壺までがかなり急で自信が無かったので止め!

12:15 白糸滝

13:55 南精進滝

16:20 青木鉱泉

南精進の滝でゆっくり休んで出発したのだが、疲れは全然とれず何度も何度も休憩を繰り返しようやく到着。

青木鉱泉では、領収書を持って行ってしまった旨を話したら、案の定未払いのチラシを車に貼ったとのこと・・・。

 

 

 

 

 

 

[雑 感]

残念ながら富士山はぼやけてしまっていた!

以前から薬師岳小屋に泊まって、日の出・夕日を楽しむことを楽しみにしていたが、せっかくの小屋泊にもかかわらず天気には恵まれなかった。

でも、栃木からの74歳の人や愛知からの人たちと親しく歓談できたことは何よりだった。また、小屋の従業員の女の子たちも大変優しく、小屋泊をより楽しくしてくれた。

小屋そのものは決して立派とは言えず、というよりは相当年季の入った粗末?なものだが掃除等も行き届いていて快適に過ごすことができた。さらに、前回寄った時には何とも言えなく小さく綺麗じゃ無かったトイレは、本館から少し離れたところでバイオトイレとなり、下手をすれば本館より見栄えが良いものとなっていた。

 

 

 

 

 

 

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